本日二回目。
それにしても、一週間って早いな…

今回は少し重い話を含んでおり、人によっては不快感を与えてしまうかもしれないので、一応閲覧注意という事でお願いします。


①ポリゴンとは
初代から存在するノーマルタイプのポケモン。
当時は「ジージーポケモン」だったが後に「バーチャルポケモン」に変更。
世界初の人工ポケモンということだが、明らかにもっと古い時代の人工ポケモン(マギアナなど)も登場している。「一般に知られている人工ポケモンの中では最古」と捉えてもいいのかもしれない。
電子空間を移動でき、コンピュータの中に侵入することもできる。
アニメではその力を使ってサトシやロケット団を救った。

ポケモン金・銀でポリゴン2に進化、さらにダイヤモンド・パールでポリゴンZに進化。
専用技「テクスチャー」「テクスチャー2」を使いこなす。

当初はタマムシゲームコーナーで、イーブイなどとともに大量のコインと交換できる高価な景品だったが、金・銀から導入された孵化のシステム、さらにはダイヤモンド・パールではついに野生の個体も出現したため、現在では価値は暴落している。

アニメでは黒歴史としても有名。


②ポリゴンは金儲けのために造られた?
ポリゴンはロケット団の金儲けのために製造されたという技が存在する。
根拠としては、タマムシのゲームコーナーはロケット団が運営していたということ。そしてポリゴンが製造されたヤマブキシティのシルフカンパニーは、マスターボール大量製造のためロケット団に占拠されていたことなど。
本当の意味で希少なイーブイなどと違い人工的に作れるのなら大量に製造して一般に普及してもおかしくはない。なのにあれほど高価だったという事は、裏に何らかの意図があったと考えてもよさそうである。


③自慢の裏庭
ポケットモンスターダイヤモンド・パールにおける、ヨスガシティ南のウラヤマの豪邸の裏庭には、条件を満たすと野生のイーブイやポリゴンが出現する。
イーブイなどはともかくとして、人口ポケモンであるポリゴンが野生で放されているというのは違和感がある。
こういった理由から、ウラヤマはロケット団と裏で繋がっているのではないか、という説も存在する。ただ単にウラヤマがその財力でポリゴンを大量購入して庭に放した、または大量生産され過ぎて価値が暴落し一般に放されたという可能性もあるが。


④ポケモンショック
ポケモンファン、いやアニメファンであればこの事件を知らない者はいない。
アニメ業界に無縁の人間でも日本人であれば大体知っているだろう。

ポケモンアニメ第83話『でんのうせんしポリゴン』にて、赤と青の背景が交互に現れるシーンがあり、暗い部屋でそれを見ていた多くの子供たちが失神し倒れ、病院へ搬送された。
これを受けてポケモンは放送を停止、メディアは一気に掌を返しポケモンアニメを批判した。
その後日本のテレビアニメでは「テレビアニメを見る時は部屋を明るくしてテレビから離れて見てください」というテロップが表示されるようになった。

それからしばらくして、ポケモンアニメ再開の要望が多かったため放送が再開されたが、でんのうせんしポリゴンはお蔵入りにされビデオ・DVDにも未収録、現在も一部の動画サイトでしか視聴できない。ポリゴン及びその進化形もアニメには登場していない。恐らくこの回が公に解禁されることはないと思われる。
(ただし、アニメEDや劇場版冒頭で一瞬だけ姿が確認されたことはあり、アニメでもサン&ムーンにおいて名前のみ解禁されたため、ポリゴンそのものの解禁は比較的現実的になったといえるかもしれない。)

しかしこの事件はなにも全てがマイナスというわけでもない。
皮肉な話ではあるがこの事件によってポケモンはさらに知名度を増し、現在までの長い歴史を作った。
本来であればもっと短く終わる予定であったポケモンも、知名度・人気の上昇により終了を大幅に先延ばしにされ、今や日本を代表するコンテンツとして世界に誇っている。
これを良しとするか悪しとするかは、其々の考え方次第だが…

また、本当かどうか定かではないが、この放送があった日、シリーズ構成を担当していた首藤剛志氏のもとに一本の電話があり、「ははは…ざまあみろ」などの声が聞こえたという噂がある。その直後に首藤氏の妻から電話があり、ポケモンショックのニュースを知り「ざまあみろとは、このことだったのか」と悟ったという。
電話の犯人はいまだわかっていないが、日曜朝に放送されているポケモン情報番組「ポケモンの家集まる?」において、ヒャダインが通信対戦中に「ざまあみろ、ははは」などと発言していたことから、犯人はヒャダイン説も(完全に冗談半分だが)存在する。


このように、この事件はアニメ界・テレビ業界に大きな傷跡を残す歴史的な事件となった。

また、そのシーンの作中での原因はピカチュウの電撃攻撃であったため、「真犯人はピカチュウだ」などと主張するファンが多くいるが、それは全くの筋違いである。
ポリゴンがアニメで出禁になったのはあくまでポリゴンの姿を見ると多くの人々があの事件を連想するからという視聴者への配慮であり、何も公式がポリゴンを悪者扱いしているわけではない。ピカチュウの電撃攻撃が原因というのも結果論であり、ピカチュウが悪意を持って電撃攻撃をしたわけではないし、あえて言うなら、罪があるとすればピカチュウが攻撃する描写をしたアニメスタッフの方だろう。(もちろん彼らにも悪気はないし、彼らが悪いと一方的に決めつけるわけでもないが)
この事件の話題になった時、こういった主張でピカチュウを批判するのは控えていただきたい。


上記の事件もあって、ポリゴンは第七世代で登場したあるポケモンの正体だという噂も存在する。それに関しては後々紹介する。

余談だが、アニメ内で主人公であるサトシが乗っていたポリゴンは『初号機』、林原めぐみ演じるロケット団のムサシが乗っていたポリゴンは『零号機』であった。
某有名ロボット?アニメのパロディであることがわかる。
しかしアカネが二号機、ケンジが三号機に載ることはなく、ドミノやマチスやヤナギが指揮をとることもない。ハヤトを殺すシーンも存在しない。


④考察
いろんな意味でポリゴンというのは可愛そうなポケモンですが、今のポケモンを作ったポケモンでもあり、いろんなファンに現在も愛されています。
そんなポリゴンがアニメでも解禁されることを心から楽しみに待っていましょう。

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